規模、密度、ともに最大級の学校が、5月20日(水)、水俣を訪れた。
岡山市立京山中学校3年生、生徒258名先生17名。今年で5年目の受入だ。
午前中は全員で「ほっとはうす」との交流を実施。ほっとはうすの「海」に対し、京山中学校は「マイバラード」を合唱。昨年の大地賛唱もよかったが、今年もまた洗練されていて美しかった。
昼食はお馴染み、貝汁味処・南里の「わっぱめし」弁当。
檜でできた器で、繰り返し使用できる。せっかく器がリユースなのだから、水俣での昼食はゴミゼロを目指そう、ということで、今回は、生徒、先生方全員に、箸、水筒も持参して頂いた。二酸化炭素50%削減だのエコ等と言いながら国の代表方の会議には平気でペットボトルが陳列する昨今、なんと先進的な取り組みか。
午後の第一フィールドワークでは、エコタウン工場を見学したり、紙漉や草木染めの体験をしたりと、クラス単位で水俣のフィールドワーク・体験学習を行った。
午後の第二フィールドワークでは、「水俣に聴くプログラム」を実施。「10名前後」の人数で、28班に分かれ、28人の講話者からお話を聴く。
水俣病患者、漁師、市役所職員、エコタウン企業専務、保育園の園長先生、ガソリンスタンドの社長、教育関係者、水俣病資料館館長、チッソ関係者、山間部の市民、地域外からの移住者、多種多様な方々が講話者となり、自宅や作業場、公的施設で、1時間30分、交流をした。お話を聞く中で、生徒はそれぞれに多くの発見をしてくれたのだと思うが、中には、「Aという立場の人のお話を聞いたつもりが、BでもCでもあったなんて!」という驚きもあったようだ。実際、住民に厳密な線が引かれているわけではなく、一人の人に多様な立場が重複する場合もあって当然なのだが、私自身、改めて、その事実に驚いてしまった。
図は、理事長吉永が事前学習に使用したもの。これをもとに、今回の講話者を選んだ。
公立校で、ここまで、熱く、濃いプログラムを実施する学校は、そうはない。
コーディネートを手がけた張本人としては、学校に対しても、地域の方々に対しても、至らない部分があり、色々と反省ものこる。しかしながら、このように貴重なプログラムを実施させて頂き、課題を見つめ直す好機を与えてくれたことは、大変にありがたいことだ。
そういえば、この学校と最初に出会ったのはまだ10代の頃。ガイドをはじめて間もなく、おじゃる丸の声で気を引いたりと、色々やっていた・・
http://minamata.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/index.html
しかし偶然とは恐ろしいものであります。今回、私の担当した1号車を運転していたドライバーさんに自己紹介をしたところ、「あなた、前に会いませんでしたっけ。声真似をしていらっしゃったでしょう」なんと、あなたはあのときの運転手さん・・・そのときは運転手さんも、私も、最後尾の7号車に乗っていたらしい。
まさか、数年後、1号車で出会うとは。「お互い、出世しましたね」等といって笑ったりしました。(もちろん号車順に水俣ガイドのランク付けがあるわけはなく、実質のチーフガイドは2号車に乗っていました)今まで、ドライバーさんに覚えて貰っていたことはなかったので、何だか嬉しかった。
さまざまな意味を込めて、今年もありがとう、京山中学校の皆さん。
そして、協力頂いた水俣市民の皆さん、本当にお疲れさまでした。多々、感謝。
MIU
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