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恩師島崎先生

049_4 昨年末、水俣市がキャンパスのない大学と称して「みなまた環境大学」を実施した。MKP(NPO法人水俣教育旅行プランニングの略です)は事業の一部を委託されており、中でも今後「みなまた環境大学」をどうするか?という超入り口を調査することになっている。そこで、今回の長崎さるくガイド研修の合間を縫って、ヒアリングと多少の水俣・芦北への誘致を目的として、活水大学に向かった。

南山手にあるこの大学は、グラバー園のすぐお隣。途中、オランダ坂を上っていく、情緒あふれる街並みの周囲には洋館が今でも点在している。私は、ここの卒業生ではない。「お金がかかるけれど、ここだったら行ってもよい」という父のありがたい言葉もあったが、お嬢様風で敷居が高い校風にシオシオと萎れた私は、当時入試を受ける勇気すらなかったのである。
そんなトラウマを背負っていた大学であるが、仕事となるとずかずかと正面玄関を突破する自分は、未だに自分でも掴めない…。

調査先をここに選んだのは、私が長崎大学附属中学校32回生3年2組出席番号32番のぞろ目で卒業した際の担任、島崎賢一先生がいらっしゃるからだ。ぞろ目であることは先生のご指摘で気づいたのだ当時、ちっとも勉学を愛さなかった私は、勉学を愛する同級生の中で先生にとって悩みの種だったことだろう。家が学校から至近距離だった私はある日、「高校受験失敗したら、母親が恥ずかしい思いをするぞっ」と脅かされた。先生が素晴らしいのは、脅かしただけでなく、毎日のマンツーマン添削指導を買って出て半年付き合ってくださったことである。もちろん、高校受験は成功したのだが、冷静に考えれば、「まあ、落ちるレベルではなかったよな。うまくやられたよな。」と思う節もアルし、私にしては出来過ぎの成績で合格したので、いろいろな意味で高校3年間を楽しく過ごせた(?)のも先生のおかげだと思っている。
先生の専門、社会の授業には特色があった。予習が必要なのだが、単なる予習ではなく、教科書にのっとって大学ノート横2ページ上3分の2に板書系に纏め上げなくてはならない。加えてたまに授業の当番が回ってきて、生徒が授業を進めるのだ。今年年頭の同窓会で、20年ぶりに会った旧友「のーくん歌って踊れる(?)医師」とその話しで盛り上がったので間違いない。先生の授業は、私のスキルとして叩き込まれているような気がしている。
こういう先生って、今はいるのかしらん? byあやも

長崎さるくガイド視察研修1月29日

「水俣・芦北フィールドミュージアム事業」というのをご存知でしょうか?って知らないのを知っていて書くイヤな私。
水俣・芦北地域全体を「環境をテーマとしたミュージアム」と位置づけ、地域資源の磨き上げ、拠点の強化、水俣病の教訓の発信と伝承など、環境学習を実施していくうえで必要な様々な整備を図ることで、交流人口の拡大を目指すとともに、「水俣病を教訓に環境先進地として発展する地域」というこれまで築いてきた地域イメージの国内外への波及を図る。のを目的とした事業である! おお、疲れたよ。

 011_3 この事業中に「水俣・芦北環境学習塾事業」があり、今回の「長崎さるくガイド視察研修」につながるのだ。当初は、日帰りツアーを予定していたが、長崎まで往復7時間はかかるのにヒアリングする時間がなさ過ぎる。これでは、大挙して長崎まで土産モンを買いに行ったという、よくある「得るものなき視察」になるってことで、少々MKPがかぶること覚悟で1泊2日ツアーに格上げしたのである。
まずは、参加メンバーであるが、MKPがかぶるのだから、現在ガイドで活動している人や村丸ごと生活博物館メンバーを中心とし、受け入れの現状をしっかり把握していて、かつそれらガイドの立場を理解しており、長崎のガイドに具体的な質問を投げかけ、加えてすぐに活用できる人たちとさせていただいた。

020_2 さるくガイドに関しては、長崎さるく観光推進課のご協力により、1月29日商店街を歩くツアーでは、立ち上げ時から参加されているガイドの田中さんをはじめとして、長崎の老舗タウン誌THE・NAGASAKIの河原真理さんと中通商店街副理事の田口さんが昼食時の交流会に参加してくださり、<MAPの作り方>や<長崎さるくが商店街に及ぼす効果>など具体的なお話しをしていただいた。

ツアー中には、本田昆布店女将さんのお土産や岩永梅寿軒社長等、ガイドに協力してくださるお店のお話しも面白かった。45コースから好きなコースを選び、ガイドのお話しを聞きながらまわるツアーを「通さるく」というが参加者の7割が地元長崎と言うのは、長崎出身の私が楽しいのだからうなずける。

041 一方で商店街の全店が協力的かというとそうでないのも、世の中のあり方として当然だと思う。その中でどう工夫して、いろいろと形を変えつつもガイドも参加者も楽しみ続けるかが「長崎さるく」の課題となるのだろうな。

まちおこしは、「わかもん」「よそもん」「ばかもん」とは良くぞ言ったものである。

byあやも

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