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田口ランディさん講演in水俣

筆:小田 実宇

作家の田口ランディさんが水俣へ訪れ、水俣フォーラムの実川氏とともに講演された。
自らを飾ることなく、辛い体験談も含め正直に語る姿はとても美しく、会場は涙するものも少なくなかった。
もちろん単に偶然来てくれたのではなく、ランディさんにとって水俣は惹かれる理由があるのだ。
講演タイトルは「私が感じた水俣の魅力」。

ランディさんをきっかけに水俣に興味を持ったという人もいた。
場内には知らない人がたくさんいた。新たな人脈。
知らない人がいるのは、当たり前じゃないか。
いや、この辺りでは必ずしもそれが当然ではないのだ。

水俣に限らず、「〜の会」には陥りがちな、
わかりきったことを延々と同じメンバーで語るという現象がある。
これは非常にもったいないことだ。外への発信が大切なのではないかと私は考える。

ランディさんや実川さんなどの外の人が風を吹かせることで、
中にいる「水俣人」があらためて「みなまた」に目を向ける。
不思議なことだ。

専務理事の「地域に必要なのはよそ者、若者、馬鹿者だ」
という言葉をぼんやり思い出す。
この場合は後者の2要素は関係ありませんが。

ランディさんの言葉は深みがあり読んでいて面白い。
日常のブログも、とても考えさせられます。
http://runday.exblog.jp/


イタリア小料理 コラッジオ

Dscf0255_3 今回は地域のお勧め飲食店を紹介。
場所は水俣と近隣する芦北町。

筆:小田 実宇

この日は森山さんと所用で芦北中の店を飛びまわり、行き着いたオアシスがここ、コラッジオであった。

大雨で相当体力を浪費していたことから、店頭にドデンと、どうにもこうにも適当な駐車をした。(したのは、「あやも」です。まるで嫌がらせに店に突っ込んでいく車のような・・・見事なワガママ駐車!)

オーナーでシェフでパティシエでソムリエの積さんは笑顔で快く招き入れてくれ、(休憩中なのに!)アイスコーヒーとクレームブリュレをごちそうしてくれた。

断食・・・ではない、断甘の掟を忘れていたわけではないが、今日限りは互いに許すことにした。

このクレームブリュレはマダガスカル産のバニラビーンズを使用しており、滑らかで艶やかでまったりこってり、斬新で懐かしくハイカラな一品。
レシピは、三つ星レストランのレシピをそのままに使用という懲りよう!
食べ物表現に対しての語彙が貧困なため、皆様に伝わりにくいかもしれない。
とにかく素晴らしくおいしいのだ。

もちろんデザート以外も絶品です。
百聞より一口、みなさま是非ともお立ち寄りください。

コラッジオ URL↓
http://ashikitakankou.michikusa.jp/coraggio.html

雲の動きがわかります・・・

世界は砂漠化にむかって一直線である。
しかし、水の収支は同じはずで降っていない分の雨がどこかで降るのだ。
怖いね。
朝はからりと晴れていて、夕方から雷、土砂降りの天気。
紫式部的に言うと「いとわろし」な日本情緒からかけ離れた天候が何年か後に訪れるのに違いないね。

雲の動きがわかるブログパーツってのを右メニューに張りました。
太陽やら傘で微妙なパーセンテージを出して「当たるも八卦な天気予報」より「雲の動きを見て自分で判断する」とは「自律」感があってヨイと思いません?

避難するときは自己判断ですよ。
これからの時代、2次災害も問題にされるだろうからね。

利用してみてください。

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byあやも

ネーミングと私たち

筆:小田 実宇

NPO法人水俣教育旅行プランニングという呼び名はあまり好評ではない。

その理由としては
1 覚えにくい
2 言いにくい
3 書きにくい

といったところであろうか。
初めての人には必ず聞き返される。一回では記憶できないのだ。
宛名の正しくない郵送物や領収証も珍しくない。
水俣環境教育プランニング 、NPOプランニング、
水俣教育プラグ、水俣環境学習プランニング、
NPO法人水俣教育旅行(この場合は間違いというより途中で相手が力つきているものと見られる)

では何にすればよかったのかと言うと、中々思いつかない。
短くするのは簡単だが 縮めればいいというもんではない。

響きが良く発音しやすくても抽象的では伝わりにくいだろう。
トヨタ、ローソン、ヤマザキ、コムスンなどは
どんな企業でどんなことしていますと今さら説明しなくても、みな知っている。
言葉そのものに具体的な業務ワードが含まれていなくとも、
名前が売れイメージが定着してしまえば自ずから内容は伝わるのだ。

つまりNPO法人水俣教育旅行プランニングは非常に説明的で長々しいが、
それはその必要性があるわけで。
銀行等で名前を打ち込むのが大変だがあきらめてもらう他ない。

ちなみに最近 とても腑に落ちなかった呼び名。

「もしもし、年金安心ダイヤル   相談窓口です。」
日本中の庶民を不安の渦に巻き込んでおきながら、
何がどう安心なんだろうか。安心ならそんな窓口は要らない。
どうにもこうにもネーミングを誤っている。
年金不安ダイヤルと称して欲しいものだ。

エコタウン研修

今日は月例水俣環境学習ガイド研修をエコタウンで実施。
産学協同の施設であり3セク「みなまた環境テクノセンター」でうちの専務理事吉永より「エコタウン概要」を学び、エコタウン企業がダイジェストに紹介されているビデオを見る。

Img_5679 おお~っ 
ちょっとした大学の講師みたい。
いいぞ専務理事!

環境テクノセンターの立派さが
後押ししてる?


Img_5705 次は、ガラスビンのリユースリサイクル工場田中商店へ。そして、エコタウンガイドを行っている市議の真野氏による田中商店ガイドを実施してもらう。エコタウンガイドスタート時より私とともに参画している真野氏。当初は、6名いたがそれぞれ事業を始めたり、転職したり、意見があわなかったり(と聞いている)・・・。だけど、この「意見があわない」ってのが釈然としないねえ。「この狭くて人口少ない水俣で、しかも緊急を要する環境で、くだらねえ意地張って協力できないってのは何さっ!!!」と木刀振り回し(嘘)逆上する(ホント)のだ。誰か私を止めてくれ。

Img_5736 そして、今日のメインイベントともいえるエコタウン協議会会長田中商店、田中専務より「エコタウンとリサイクル業界」について話しをしてもらう。
田中専務は、「ガラスびんとは、本来繰り返し使用できるものである」ということと「日本は古くから環境と共生できる素晴らしいガラス文化を持っていた」という信念から<Rびんを広める会>を作り、全国に発信する活動をしている。新しいものを売買する物流を「動脈物流」ということに対してリサイクル業界を「静脈物流」としてこの循環がうまくいかないと身体活動は生命を保持できないことを情熱的に日頃から話されている。県外から視察に来る真剣にリサイクルを考えている企業、行政は専務の話しに圧倒され、感動しまくって水俣を後にするのが通常だ。われわれは、環境学習ガイドなのでディープな話しも織り交ぜて・・・とオーダーさせて頂いたのだが、実に勉強になるお話しをしていただいた。グリーン購入やLCA等環境をある程度勉強していなければわからない用語も飛び出して単純な私は「家に戻ったらeco検定の本を読もう!」などと張り切ってしまった。

Img_5740 次に廃プラスチックのリサイクル工場リプラ・テックへ。
中山工場長から容器リサイクル法から始まり、サーマルリサイクル、マテリアルリサイクルそして、今後の廃プラ処理の話しをしていただく。すでにαボードの改良版(名称未決)が作成されており、新たにできた御船工場ではペットについての処理がスタートしたらしく、企業というのはやはり足回りがよい。行政が世の中について行けず、昔ながらの組合にやられて(パソコンできない親父達が抵抗を示した残渣だと思うな)肝心の国民を顧みず年金がフイになるという浮き世の人と役人時間格差のほうが重症ともいえないだろうか。

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byあやも

アコウの木の下で

Img_5648 プランニングスタッフ大矢宅の軒下を借りてバーベキューを行う。場所は、水俣病資料館の隣りで大矢は、水俣病語り部としての活動も行っている。つまり、当時は水俣病の激震地であったわけで、エコパークが埋め立てられていない美しく健全な水俣湾が眼下に広がっていた。

参加者は、プランニングスタッフおよびその家族と水俣病資料館職員。会は、「資料館職員とプランニングスタッフの顔合わせ会」と「小田実宇の20歳を祝う会」という名の下に集った。Img_5658 地元の豚牧場から豚肉を購入し、バーベキューコンロを借りて、ビールサーバーからはキンキンに冷えた生ビールが注ぎ出される。ほろ酔い加減で自己紹介をして、手作りの誕生日プレゼントが渡され誕生ケーキのろうそくが吹き消される。

仲間達は冗談を交わし

平和で食に満たされた

良い時間が流れていく・・・

私は、20歳の時は何をしていたのだろうか?そうそう、バスケットボールに明け暮れて走り回っていた。その倍の年月が流れたが、ここに立っている200歳以上と言われるアコウの木にとって、ほんの短い時間だろう。

Img_5668 アコウは樹齢が長く、生命力が強い。潮風に強いために不知火海に住む人々は、防風木として使用しているようだ。このアコウの木は、西からやってくる台風等から家人を守っているのだろう。その木に往年のワンパク坊主がよじ登り、その野生っぷりに仲間の拍手を受ける。(うちの旦那!)昔は、木も人間も川も海もこんな感じで付き合っていたのだろう。地方の街中で育った私も自然の声に耳を傾けるが、なかなかその声を聞くことができないでいる。


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byあやも

深呼吸ができない・・・

一昨年から茶畑に通じる山道の脇から木が伐採されはじめた。昨年は、私にとって人生はじめて、水俣に住む80過ぎのじいちゃん、ばあちゃんも人生初めてという全市避難勧告が出されて避難所で一夜を明かした。この場所から木が切られはじめて、土壌は肉をさらす火傷時のケロイドのごとくに赤土が見えていた。案の定、避難勧告の大雨の日はここから出たと思われる赤土が家の裏の小川を流れ出し、「これはイカン」と勧告に従い避難した。

Img_5587 今年はさらに伐採がさらに進んだようでいままで見えなかった久木野に続く道が綺麗(一見)に見えるようになった。今までは鬱蒼と杉と檜が重なり合い見えなかった風景ではあるがこれによって今年はさらに恐ろしいことがおこりはしないかと思うのである。
微妙に霞がかかってる状況もホラーで中国から汚染物質が流れ込んできているのに、「あ~、いい天気だ~」と気軽に深呼吸などすると寿命が確実に数日縮まりそうである。
先般より水俣環境学習ガイドのマニュアルに「春霞」の話しを入れはじめたら、俄然新聞で大気汚染物質の話しが目白押しになり、天草で今年2度目の光化学スモッグ注意報が発令され「死に神ババア」のような恐怖の予知能力が私に目覚めたのか?!とも思ったりしたが、「まあ、ちっとでも環境に不安を持っている人間ならあったりまえだよな・・・」というところであろう。

スーパーコンピューターによると100年後の地球は大変なことになっているというけれど、所詮は人間が作り上げたコンピューターが何かのプログラムによってはじき出したものであるから罪なる大きな計算間違いをしていて、もうすでに地球環境は爆発寸前!というのが本当ではなかろうか。

悠長に「マイバック運動」やらエコタウンガイド(私のことね)などやって「ワタシ環境に配慮してんのよん♪」なんて自己満足に浸っている日本人なんかは、創造の神から言わせればチャンチャラおかしくて「一人残らず人間が世の中から消えればヨイのだっ!それがエコだっ!!」というのが、破滅的生物、霊長類ヒトの悲惨な真実なのかもしれない。

ああ、今日はシニカルだ・・・戦闘的だ・・・。   

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byあやも

市長 と お花と ご婦人方

筆:小田 実宇

Photo水俣駅横のふれあい広場でお花の苗が配られるという情報を聞きつけ、飛んで向った。それが一体どういった企画でどこが主催なのかもわからないまま、もらえるんならもらっとこうというところだ。

広場は既に長蛇の列。見ると既に苗を持っている人も多くいて、並びさえすれば制限なく持ち帰れるらしい。

スーパーの特売サラダ油とはちょっとルールが違うみたいである。

したところが、配っているのは宮本市長ではないか。

「宮本さんじゃないですか」

「おお、やあ、ははは。」

市長直々にお花を手渡され、中にはほとんど拝んでいるようなおばあちゃんも。

せっかくなので最後に記念撮影を、と市長に頼んだところ

配ってくれた皆さんもご一緒に、ということで(さすが!)

モテること モテること、

ご婦人のみな様、もう 市長にくっつきひっつきほうだい。

「あ~久しぶりに市長にさわっちゃった!」

もはや神仏か芸能人レベルだ。

人気が全てではないですが、やはり人徳のたまものであろうか。

仮に避けられ疎まれ嫌われるような市長では、やはりさびしい。

市長に手渡された金魚草は付加価値が生まれるかもしれないので

大切に育てよう。

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